赤ちゃん人形の進捗

元型が出来ていますよ。
元型というのは、蝋型から1つだけ作る金型で、これだけだと量産の効率が悪いので、元型から何個かマスタースキンを抜いて、それをもとに複数付の金型、量産型を作ります。つまり、原型を蝋型で1度目のコピー、元型で2度目のコピー、量産型で3度目のコピーをしますので、エッジが少しゆるくなったり、ほんの数%縮んだりします。原型はそれを見越してシャープに少し大きめに作らないといけません。
のっぺらぼうが苦手な方がいるかもしれないので、写真は小さく掲載。

この写真ではどんなお人形になるか全然わからないかと思いますが、セキグチの山崎さんは人形のプロなので仕上がりが見え、私は妄想で補って二人で「可愛い〜!」と萌えています。
今はペイントの試作と、衣装デザインを進めています。
といざらす的な価格帯ではなく、こだわりの商品になりますので、衣装もかなり凝ります。でも、2歳児が着替えさせられなければならないので、ボタンやファスナーはNG、面ファスナーで簡単に、と、どのへんに落とし込むか、衣装のデザイナーさんと相談中です。
レトロな顔立ちだし、着物は絶対欲しい!ということで、着物とデニムとエプロンドレスと…と夢は拡がり、何仕様かサンプルを作ってみることになりました。
山崎さんと私の二人で打ち合わせしていると拡がるばかりで危険です。