お仕立て上がり

momoko

注文していた帯とキモノができあがりました。

それぞれ別のお店だったんですが、キモノは洋服地から作ったモダンなもので、ミシン仕立てなのは洋服生地だしかまわないのですが、織傷が3箇所くらいありました。キモノの場合長いから織傷を避けにくいんでしょうね。海外から買い付けた生地ということだったので、代わりもないんだろうなぁと、まあ、いっか。とそのままにすることに。モノを手にした感動は、素敵なワンピースを思い切って買った時くらい。

話は飛びますが、モダンという言葉、キモノ界だと独特の意味がありますよね。少し違和感を感じつつも、他になんと表現すればいいか思いつかないので、いわゆるキモノ界のモダンという意味で使っております。あ、あと「お洒落」というのもキモノ界独特の意味がありますよね。そのうち慣れるかしら。

で、帯は、初めていわゆる老舗で仕立てたのですが、たとう紙からして手触りの違う上等なもの。お太鼓の部分と前にくる部分には薄紙がかぶせてあり、すみずみまで行き届いているのがわかる仕上がりでした。手にした感動は、いやな気分がふっとんで超ハイになれるくらい。私たち(帯と私)運命だったのね!なんて少女漫画ばりにときめく。

ふたつのお店の同等の格の品物のお値段の差は2倍〜5倍くらい。安いお店で5回我慢して、老舗で面白いものをじっくり探して1回買う方が私には良いかも…と実感する出来事でした。
高価なものだと、ぱっと見で選べなくて、本当に本当に何日も考えてしまうようなものじゃないと買わない(買えない)し、とっても大事にして恋する気持ちで身につけるし。
なーんて言っていても、結局お手ごろ価格の面白いものも衝動的に買ってしまいそうな予感がします。