好きなものと似合うもの

洋服はある程度数をこなしているせいか、好きなものと似合うと言われるものが結構一致している、と自分では思っています。

着物については、まだ、自分の好きなものと似合うものの違いを見極められていません。好きなものっていうのは、自分から見た自分。似合うものっていうのは、他人から見た自分。

着物の方が、洋服よりも、自分から見た自分と他人から見た自分に差が出るような気がします。カタチがだいたい決まってて、シルエットの差ではなく、全身の色柄質感の組み合わせの差で自分らしさを出していくシンプルな世界だからか、ぴったりきてる時とそうでない時の落差がはっきりしています。

好きなものを着ればいいじゃない!では済ませることができないのは、何百年の歴史がある衣装なのでDNAに刻まれているからでしょうか?ただ単にオバサンなだけかも。

自分にとってはわざわざ時間をかけて着るものなので、着物の良さと自分の良さ両方を引き出すようなコーディネイトにしたい。ちゃちゃっと普段に着てる人だったら違う感覚なのかもしれませんが。

で、着物の良さっていうのには、見る人を楽しませるホスピタリティ、他人のために装うという感覚(=色気と解釈してます)が含まれていると思うのです。他人のためが廻りまわって自分のためになるというか。

はっきり言って私はホスピタリティがない方です。洋服の時は、他人のために装うってことはほぼありません。でも、着物となると変わるんですよね。不思議。

いい歳の大人なので、見る人も心地よい着こなしで余裕を出したいな〜と憧れています。時間もお金もかかりそうですが。

似合う色柄や着物での時の流れについても書きたいのですが、今日はここまで。また今度にします。

あ、また疑問が。なぜ着物は私を饒舌にするのでしょう。